相続税の申告が必要な人とは? 不要なケースもわかりやすく解説
- 宮尾浩美

- 4月29日
- 読了時間: 3分
更新日:5月6日
相続が発生したとき、「相続税の申告は自分にも必要なのだろうか」と迷われる方は多くいらっしゃいます。
相続税の申告は、すべての方に必要なわけではありません。
ただし、判断を誤ると後から負担が大きくなることもあるため、基本的な考え方を知っておくことが大切です。
この記事では、相続税の申告が必要となるケースと、不要となるケースについて整理してご説明します。
■ 相続税の申告が必要かどうかの判断基準
相続税の申告が必要かどうかは、遺産総額が基礎控除を超えるかどうかで判断します。
基礎控除は、
3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
で計算されます。
この金額を超える場合には、相続税の申告が必要となります。
相続税がかかるかどうかの目安については、こちらの記事でもご説明しています。
■ 申告が不要なケース
遺産総額が基礎控除の範囲内であれば、原則として相続税の申告は不要です。
ただ、財産の評価によっては、遺産総額が想定より大きくなることもあります。
そのため、申告が必要かどうかは、財産の内容や評価を考えて決めることが大切です。
■ 要注意なケース
・不動産など、評価がわかりにくい財産が多い場合
・生前贈与がある場合
これらの場合、申告が必要になる可能性があります。
■ 相続税がかからなくても申告が必要な場合
配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例を適用することで、結果として相続税がかからなくなるケースがあります。
しかし、これらの特例を利用するためには、相続税の申告を行うことが必要です。
「税金がかからないから申告しなくてよい」と判断してしまうと、
後から特例が適用できなくなる場合もあるため、注意が必要です。
■ よくある誤解
実際のご相談では、次のような誤解が見られます。
・税金がかからないなら何もしなくてよいと思っていた
・不動産の評価を考慮していなかった
・期限の存在を知らなかった
相続税の申告が必要かどうかの判断は、財産の内容や特例の適用によって変わることがあります。
■ まとめ
相続税の申告が必要かどうかは、遺産総額が基礎控除を超えるかどうかで判断します。
ただし、税額がかからない場合であっても、特例を利用するために申告が必要となるケースもあります。
判断に迷う場合には、早めに状況を整理しておくと安心です。
相続手続きの流れについては、こちらの記事でもご説明しています。
■ 相続税が必要か、確認してみませんか
現在の状況を、かんたんに整理してみましょう。
1分でできる 相続の全体チェック
「何があるのか」が分かるだけでも、状況は整理されます。
まずは、かんたんに全体のイメージをつかんでみませんか。
思い出せる範囲でチェックしていただければ大丈夫です。
✔ 預貯金(銀行・ゆうちょなど)
✔ 不動産(自宅・土地・収益物件など)
✔ 株・投資信託など
✔ 保険(死亡保険・終身保険など)
✔ その他の財産(車・貴金属など)
✔ 借入(住宅ローン・カードなど)
※借入なども相続の対象となります
いくつかチェックがついた場合には、一度全体の状況を確認しておくと安心です。
■ 状況に応じた整理が大切です
相続は、ご家庭ごとに異なります。
一般的な基準だけでは判断が難しい場合もありますので、一つひとつの状況に合わせて整理していくことが大切です。
まずは今の状況について、お気軽にお聞かせください。
